笑顔で中玉トマト収穫 糸満市のクボタファームが1周年行事


この記事を書いた人 松永 勝利
中玉トマト「フルティカ」を収穫した子どもたち=29日午前、糸満市名城

 【糸満】農業機械販売メーカーの「南九州沖縄クボタ」(鹿児島県)は29日午前、糸満市名城のクボタファームで住民や地域の保育園児らを招いてトマトの収穫イベントを開催した。約130人が参加し、試験栽培中の中玉トマト「フルティカ」をもぎって袋に入れたり、味見したりしていた。
 南九州沖縄クボタは夏場の暑い気象条件下でのトマト栽培の可能性を探るため、昨年9月から糸満市名城で「フルティカ」の試験栽培を実施している。今回は1周年地域感謝イベントとしてハウスを無料開放した。
 袋いっぱいに収穫したみつる保育園(糸満市真栄里)の仲嶺宏亮(こうすけ)君(5)は「トマトがたくさん採れて楽しかった。おうちに帰って食べたい」と笑顔を見せた。
 南九州沖縄クボタの小林稔和副社長は「子どもたちや住民の方が喜んでくれて良かった。これからも植え替え時期に収穫イベントを開きたい」と話した。【琉球新報電子版】