【中国時報】「既読スルー」で離婚 婚姻破綻の証拠に裁判所


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 台湾の調査では、LINE(ライン)などの通信アプリで「既読」なのに返事しない、いわゆる「既読スルー(已読不回)」に不満を持っていることが指摘されている。しかし、その「既読スルー」が法廷で離婚の根拠となるとは誰も想像しなかったに違いない。

 新竹の林という姓の女性が交通事故を起こし、病院に運ばれた。重傷を負って救急室に運ばれ、入院した。LINEで夫にそのことを連絡をしたが、夫の表示が「既読」になっているのに返信も連絡もなく、妻は心を打ち砕かれた。

 夫婦の離婚訴訟で裁判官は夫の「既読スルー」を夫の冷淡さ、非情さを示す証拠として採用。「両人の婚姻は完全に破綻しており、関係修復の見込みがないことは明らかである」とし、離婚を認める初の判決を下した。