シンガポール初就航 那覇発、ジェットスター 11月から週3往復


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
シンガポール路線開設を発表する(左から)ジェットスターのシンシア・イェン・スリヴァン広報担当とフランシス・ロイ商務部長、嘉手苅孝夫県文化観光スポーツ部長、玉城勝也県シンガポール事務所長=1日、県庁

 格安航空会社(LCC)のジェットスター・アジア航空は1日、11月17日から那覇―シンガポール線を週3往復で新規就航すると発表した。那覇とシンガポール定期便の就航は初めて。同社の沖縄からの海外路線も初となる。片道運賃は1万200円からで、2日午前10時から特別セールで片道2998円の航空券を販売する。

 嘉手苅孝夫県文化観光スポーツ部長と同社のフランシス・ロイ商務部長が県庁で記者会見し「アジアのハブ(拠点)であるチャンギ空港から、欧米をはじめ多くの観光客を取り込みたい」と意気込みを見せた。

 使用機材はエアバスA320(180席)。片道は約5時間10分。月、金、日曜日の週3便運航し、週末を利用した旅行需要の取り込みを狙う。

 ジェットスターがシンガポール在住者7千人を対象に実施した調査によると、20代から60代の幅広い世代で沖縄が人気の観光地として上位に入った。2014年に始まったチャーター便の成功も後押しとなり、県と定期運航に向け調整していた。