結核予防会、運動推進を要請 県に複十字シール贈呈


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒

 複十字シール運動は1904年、デンマークでクリスマスカードに貼るシールの収益金を、結核診療所の建設資金にしたことが始まり。
 県における昨年の結核患者新登録者数は201人。2012年の299人から年々減少しているが、80歳以上の高齢者の新登録者数は同年からほぼ横ばいで、増減を繰り返している。運動期間は今月1日から12月31日まで。

 結核や肺疾患の予防を啓発する結核予防複十字シール運動が開始されたことに合わせ、結核予防会県支部の比嘉政昭支部長らが2日、県庁に浦崎唯昭副知事を訪れた。
 比嘉支部長は「県民に結核予防対策と早期受診を啓発し、募金活動を通してよりいっそうの支援を願いたい」とあいさつした。浦崎副知事は、県結核予防婦人連絡協議会の平良菊会長から複十字シールを手渡され「県も力を合わせて、結核予防を頑張っていきたい」と話した。【琉球新報電子版】

浦崎唯昭副知事に複十字シールを手渡した県健康づくり財団結核予防会県支部の比嘉政昭支部長(前列右)ら=2日、県庁