企業が求める人材は「素直さと協調性」 採用数増は4割 マイナビ沖縄調査


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 マイナビ沖縄支社は5日までに、2018年春卒業予定の新卒者採用に取り組む県内企業の活動調査をまとめた。県内企業の40・6%が採用予定の人数を「増やした」と答え、全国平均を11・7ポイント上回って高い採用意欲を示した。

 採用人数の確保でも「ほぼ予定数を確保できそう」が35・5%と全国平均を9・1ポイント上回り、同支社の綿貫哲也支社長は「売り手市場と言われる厳しい採用環境下での健闘がうかがえる」と分析した。

 採用を目指す人材に関しては、県内企業の半数近い45・2%は面接時に注視するところとして「素直さや伸びしろ等の成長可能性」を挙げた。選考に際しての「学生の優秀さの基準」についても「協調性・チームで働く力」の回答が最も多く、いずれも全国平均に比べて高かった。

 県内企業が求める学生像について綿貫支社長は「素直さや成長する伸びしろを持っており、周囲と溶け込み協調性を持って仕事ができそうな学生」と分析した。

 調査は6月にマイナビの採用支援サイト「新卒採用サポネット」の会員企業などの人事担当者にメールで依頼。全国3千社からの回答をまとめ、このうち県内34社を抽出した。