【伊江】花束や観葉植物として人気のモンステラの栽培が盛んな伊江村で、夏場の生産がピークを迎え、栽培農家は出荷作業に追われている。
伊江村のモンステラの出荷は県内シェア約75%を占め、2016年4月に県の農林水産戦略品目として拠点産地に認定された。
23年間にわたりモンステラ栽培を営む西江上区の並里末男さん(58)の平張りハウスでは、生き生きした葉を収穫するため午前中の涼しい時間帯に収穫し、2、3時間ほど水あげをしてから選別し、サイズごとに箱詰めして出荷する。
並里さんは「気温が高くなる夏場は成長がピークになる。1日も休めないよ」と汗を拭きながら話した。妻の寿代さん(58)は「栽培作業は大変だが、80歳を過ぎるまで頑張りたい」とやる気を見せた。
(橋口美奈通信員)