炎天下で66団体が勇壮演舞 一万人エイサー踊り隊


この記事を書いた人 松永 勝利
力強いエイサーの演舞を披露する参加者ら=6日午後1時3分、那覇市の国際通り

 第23回を迎えた2017年夏祭りin那覇「1万人のエイサー踊り隊」(同実行委員会主催)が6日午後、那覇市の国際通りで開かれた。気温30度を超える炎天下で、約4千人(主催者発表)が勇壮な演舞を披露した。
 今年は昨年と同じ66団体が参加。那覇市安里のさいおんスクエア前から市久茂地のパレットくもじまでの10カ所でエイサーを踊り、観客を楽しませた。
 うるま市を拠点に活動する「結太鼓」の一員として仲間と共に参加した県立前原高校1年の金城史龍さん(15)は「暑いがみんなで踊るのが楽しく、達成感を感じられるので毎年出ている。きょうは観客にグループ全体をほめてもらえるような踊りをしたい」と話した。
 那覇市の平良清美さん(53)は孫の安里瑠桃(るいと)くん(2)と一緒に踊った。平良さんは「太鼓の音を聞くと〝肝(ちむ)ワサワサ〟する。家族で踊るのが本当に楽しい」と笑顔を見せた。
 一家で神奈川県から観光に来ていた青木康子さんは沿道で見守り「(出演者が)小さいころから踊りに慣れ親しんでいるのがよく分かった」と話し、娘のももさん(8)は「難しそう」と目を輝かせていた。【琉球新報電子版】