北部医療へ貢献誓う 名桜大、学費免除5学生に目録


この記事を書いた人 琉球新報社

 【名護】名桜大(山里勝己学長)は1日、「2017年度名桜大学看護学科学生の北部12市町村への貢献を促進するための奨学生」贈呈式を同大で開いた。山里学長が奨学生に選ばれた看護学科の学生5人に目録を手渡した。

奨学生に選ばれた(左から)石川らんさん、津波葵さん、當山可凜さん、比嘉紀香さん、平識成実さん=1日午後、名護市為又の名桜大学

 同奨学生制度は北部地域の医療に貢献できる人材の育成や地域活性化を目指し、2016年度に創設された。卒業後5年以内に北部12市町村の保健・医療・福祉機関に就職、3年以上勤務することを条件に北部地域出身の看護学科学生の授業料を全額免除する。

 式で山里学長は「自らを磨いて北部地域の医療に貢献できるよう頑張ってほしい」と激励した。奨学生を代表し、看護学科1年の石川らんさん(18)が「金銭的に不安を抱えた私たちの背中を押してくれた。感謝を忘れず、地域に貢献できるよう励む」とあいさつした。

 その他の17年度奨学生は次の通り。(敬称略)
 津波葵(18)、當山可凜(18)、比嘉紀香(18)、平識成実(19)