性教育、幼児期から 徳永さん講演、親子ら30人学ぶ


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コンドームを手に性教育について子どもたちに話す徳永桂子さん(右)=11日、那覇市天久の琉球新報社

 新報小中学生新聞「りゅうPON!」で連載中の「ココロカラダ不思議つながり」の作者・徳永桂子さん(思春期保健相談士)による「親子で学ぶ性教育」が11日、那覇市天久の琉球新報社で開かれた。約30人の親子らが性器や性被害を防ぐ手だてについて学んだ。

 徳永さんは幼稚園生や小学生の子どもたち11人に赤ちゃんが産まれる仕組みや性器について話し「性器は自分だけの大切な場所」と説いた。大人向けには幼児期から性教育をすることの効果や、性被害者が誰にも相談しない状況を解説。性器の洗い方などを詳しく話し「苦手感があるのは当たり前。子どもと語れるように大人もしっかり学んでハードルを越えてほしい」と強調した。

 参加した照屋純子さん(42)=大平特支教諭=は「息子3人にどのように伝えたらいいのか悩んでいたが、早速活用する。子どもたちの支援教育にも生かしたい」と述べた。