米・シリコンバレー研修 選抜学生7人が決意 リュウキュウフロッグス


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米国シリコンバレーに派遣されるリュウキュウ・フロッグス9期生ら=9日、県庁

 沖縄県内の学生を選抜し、革新的事業を起こす起業家精神を身に付けた人材を育てる事業「Ryukyufrogs(リュウキュウ・フロッグス)」(理事長・比屋根隆レキサス社長)は9日、米国シリコンバレー研修に派遣する第9期生の出発前会見を県庁内で開いた。中学1年から大学3年までの選抜学生7人が「文化の違いを体験してきたい」など決意表明した。

 7人は13日から世界的なIT企業などが集まるシリコンバレーに行き、グーグルなどを訪れるほか、現地の起業家や投資家にサービス案を披露して、メンバーの成長につなげる。

 歴代最年少の古石華子さん(12)=沖縄アミークスインターナショナル中1年=は「将来の夢は宇宙飛行士。シリコンバレーでどんどん人の話を聞いて、最後まであきらめない気持ちで頑張りたい」と意気込みを語り、宇宙レストランのサービス案を披露した。

 事業は今年で9年目で、計78人の応募の中から7人を選抜した。選抜された学生は12月に行う最終発表会までの約半年で、社会課題を解決するサービスの立案や英語の学習を行う。