普天間閉鎖求める 沖国大ヘリ墜落13年で集い


この記事を書いた人 志良堂 仁
沖縄国際大米軍ヘリ墜落の集いで、普天間飛行場の閉鎖を求める4声明を読み上げる前津栄健沖縄国際大学長(奥左から4人目)と参列する大学教職員ら=13日午後2時すぎ、墜落現場モニュメント前

 【宜野湾】沖縄国際大米軍ヘリ墜落から13年となった13日、大学主催の「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」が午後2時から墜落現場モニュメント前で始まった。昨年末のオスプレイ墜落からわずか8カ月で再び普天間所属オスプレイの墜落事故が発生したばかりで、周辺住民の危機感は高まっている。

 集いで前津榮健学長は「昨年12月の名護市安部海岸へのオスプレイ墜落、今月5日のオーストラリア沖への墜落は13年前の惨事を思い起こさせた」と訴え、普天間飛行場閉鎖を求めた。
 現役の学生が被害者や目撃者の証言を読み上げる「8・13朗読ライブ『VOICE』2017―明日へのバトン」は午後3時から同大図書館4階AVホールで開演する。図書館や5号館1階でパネル展も開かれている。
 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古での新基地建設に反対する「島ぐるみ会議・ぎのわん」も13日午後4時から宜野湾市役所前で抗議集会を開き、その後デモ行進する。【琉球新報電子版】