アメリカで起業家精神学ぶ リュウキュウフロッグスの7人


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
現地の日本人IT企業家山谷正己さんの話を聞くRyukyufrogsメンバー=13日(日本時間14日)、米カリフォルニア州シリコンバレー

 【米カリフォルニア州シリコンバレーで東江亜季子】沖縄県内の学生を選抜し起業家精神を身に付けた人材を育成する事業「Ryukyufrogs(リュウキュウフロッグス)」(代表理事・比屋根隆レキサス社長)の今期メンバー7人は14日(現地時間13日)、10日間の研修をする米カリフォルニア州シリコンバレーに到着した。初日は30年以上現地で暮らし、IT企業の代表を務める山谷正己さんの案内で、米航空宇宙局(NASA)の研究センターやIT企業などをバスで回った。

 山谷さんはシリコンバレーの利点を「ITの技術者が集まって生で情報交換できる点がいいところ。人工知能(AI)が注目されるようになり、日本から社会人や学生が訪れる機会が増えている」と説明した。将来、IT技術者を目指している川満歩貴さん(20)=琉大工学部3年=に対しては「今あるシステムも改善すべき点はたくさんある。それは1日中作業をして気付くものではない。自分の生活を振り返って見つけたらいい」とアドバイスした。

 研修後の会議では2日目以降の意気込みを確認。田村歩葉さん(18)=県立宮古高校3年=は「自分がフロッグスの研修でつくるサービス案が異文化理解をテーマにしているので、もっと外国の人と話したい」と語った。【琉球新報電子版】