MICE効果確認 沖縄県内関係者、台湾施設を視察


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施設の概要について説明を受ける県内企業の関係者ら=15日、台北世界貿易センター

 【台北で平安太一】14日に台北市で開催された「台湾・沖縄ものづくり連携セミナー」に参加した沖縄県内企業の関係者らが15日、台湾でMICE施設として実績のある「台北世界貿易センター」を視察した。施設の担当者はMICE効果として周辺地域の開発進展などを挙げた。

 施設の概要について説明を受けた参加者らは、開催されている展示会の内容や経済効果などを質問した。

 同センターは1986年から運営を始め、大規模な展示場や国際会議センター、宿泊施設が完備されている。コンピューター関連の展示会など、台湾内外から誘致したさまざまなイベントが開催されている。施設を運営する台湾貿易センターの担当者は、施設の完成に伴って周辺地域の開発が進んだことを説明した上で「MICEは都市の発展や利益をもたらす産業だ」と話した。

 県工業連合会の我謝育則事務局長は「地域の活性化ができたのはいいことで、台湾の経験を沖縄でも生かせるはずだ」と述べた。