琉球新報社 沖縄県浦添市西原出身の宮国誠さん（３５）＝広島県＝がこのほど、大分県で開催された、コンピューターでの作曲などを審査する「第２５回 サウンズコンテスト」（大分県情報サービス産業協会主催）でグランプリに輝いた。
広島県で印刷会社の営業として働く宮国さんは、平日の夜や、休日などを利用し作曲活動を続けてきた。
今回は魔法の国へタイムスリップした２人の男の子の夢と冒険の旅をイメージした「Ｂｅｙｏｎｄ ｔｈｅ ｓｅａ」を作曲。テーマパークショーを想定したミュージカル仕立てのフルオーケストラ楽曲で、楽器構成や壮大な雰囲気などが評価された。
公開審査・発表会が１月２８日、大分市のｉｉｃｈｉｋｏ総合文化センターで開かれた。中学時代から音楽を始め、上京した２５歳の頃からコンピューターによる作曲活動を始めた宮国さんは「信じられない気持ちだった。苦しい時期もあったが、会場に来てくれた妻と子どもたちとも喜びを分かち合うことができて良かった」と話した。その上で「今後は全国的な活動も視野に入れながら作曲活動をしていきたい」と話した。
サウンズコンテストは、コンピューターやソフトウエアに慣れ親しんでほしいという趣旨で、コンピューターでの作曲・編曲の普及と、独創的な感性向上を目的に開催。毎回全国から約１００作品の応募がある。
