驚き!いろんな技術 ホンダ施設で交流も リュウキュウフロッグス


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ホンダが開発した一輪車UNI-CUB(ユニカブ)の説明を受ける研修参加者ら=15日、アメリカカリフォルニア州シリコンバレー

 【シリコンバレー=東江亜季子】沖縄県内の学生を選抜し半年間の研修を通じて起業家精神を養う人材育成事業Ryukyufrogs(代表理事・比屋根隆レキサス社長)の今期メンバー7人は15日(日本時間16日)、アメリカカリフォルニア州シリコンバレーで自動車大手ホンダの研究施設「ホンダR&Dイノベーション」やシンギュラリティ大学などを訪問した。研究者や起業家との交流を通して学生らは「もっと社会に目を向けてサービスを考えたい」などと語った。

 シンギュラリティ大学では、東京大学とシンギュラリティ大学で人工知能の研究をするジョバン・レボルドさんと、人工知能の将来の活用法や地球規模の課題に取り組む研究、起業の事例などを議論した。宮古高校3年の田村歩葉(あゆは)さん(18)は「いろんな技術を知ることができた。遺伝子に興味を持った」と語った。

 女性起業家支援の短期養成所Woman’s Startup Labでは、代表の堀江愛利(あり)さんが起業家精神としてジェンダーの固定観念を取り払うことの必要性を強調。シリコンバレーでも、女性の起業家への投資は少ないとした上で「『男らしさや女らしさ』は人間の価値ではない。その考え方にとらわれていたら、イノベーションは生まれない」と説いた。