社民党議員らが座り込み 辺野古のシュワブゲート前


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
座り込みをする社民党の福島瑞穂副党首(右から3人目)らに移動するよう求める機動隊=18日午前10時10分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、社民党自治体議員団全国会議(高田良徳議長)の議員や市民ら約80人が18日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み、新基地建設に抗議した。

 同会議は研修で来県している。高田議長は「新基地建設は『盗んだ車を新車にしろ』と言っているようなものだ。全国の問題として考えないといけない。各地域に帰って運動を広げたい」とあいさつした。社民党の福島瑞穂副党首は「どんなことがあっても沖縄の人と一緒に頑張ろう」と呼び掛けた。

「今こそ立ち上がろう」と歌う社民党自治体議員団全国会議の議員ら=18日午前8時半ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前

 午前9時40分ごろから基地内に入ろうとした工事関係車両が足止めされ、渋滞が発生した。市民側は一般車両が通れるよう交通整理を求めたが、県警は応じなかった。午前9時55分ごろから機動隊が議員らを排除し、16台の工事関係車両が基地内に入った。

 一方、海上では沖縄防衛局がシュワブ内の「N5護岸」建設予定地付近で砕石を投下するなどして、仮設道路工事を進めている。付近の浜辺にコンクリートブロックを複数並べる作業も確認された。市民らは抗議船3隻とカヌー8艇で抗議をしている。【琉球新報電子版】

米軍キャンプ・シュワブ内の「N5護岸」建設予定地付近に砕石を投下し、仮設道路工事を進める重機=18日午前9時すぎ、米軍キャンプ・シュワブ内