1600人が力勝負 与那原大綱曳、西が勝つ


この記事を書いた人 志良堂 仁
東西に分かれた参加者1600人が熱戦を繰り広げた与那原大綱曳=20日午後5時30分、与那原町の御殿山青少年広場(大城直也撮影)

 【与那原】440年余の伝統を有する与那原大綱曳が20日、与那原町の御殿山青少年広場で行われた。東西に分かれた大綱を約1600人が全力で引き合い、3分32秒の激戦の末、西に軍配が上がった。西は今回で24勝11敗。東は11勝24敗。

 綱の上に乗る支度の主題は毎年変わり、今年の主題は「姉妹敵討」。東に謝名大主、西には乙鶴と亀松の姉妹が乗った。

 カナチ棒が差し込まれると一気に引き合いが始まり、前半は勢いよく東が綱を引き寄せた。しかし西が粘り強さを見せ、疲れの見え始めた後半に勢いよく綱を戻して勝利を収めた。勝負が決まると西の旗頭が高らかに舞い、10分以上におよぶガ―エーで勝利を祝った。【琉球新報電子版】