【中国時報】操作ミス、668万戸停電 「企業体質」指摘も


社会
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 8月15日午後、台湾の広範囲で停電が発生した。火力発電所による操作ミスで全6基が緊急停止したことが原因で、台湾全土で約668万戸(半数以上の世帯)が停電した。18年来で最大の規模になった。大規模停電を受け、経済部の李世光部長(経産大臣に相当)の辞任にまで発展した。

 大規模停電は現場の人為的なミスが原因だが、火力発電所を管理する台湾中油の企業体質もあるとの指摘がある。台湾中油は、業務を下請け業者に任せ、その下請けの多くは台湾中油を定年したOBによって運営されている。そのためなれ合い体質があり、不祥事があってもその場限りの対応で済ませるという。実は同じミスがこれまで7回もあったが大事にはいたらず、今回8回目で大規模停電になった。