プロ役者が感動演出 結婚披露宴で沖縄県内初


この記事を書いた人 琉球新報社
両親との思い出を役者・子役が演じ、新郎新婦からの感謝の気持ちを伝える「メモリーアクト」=20日、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデン

 沖縄ワタベウェディングが運営する総合結婚式場エリスリーナ西原ヒルズガーデン(西原町)では、新郎新婦と両親との思い出を県内で活躍するプロの役者・子役が演じる結婚披露宴の新演出「メモリーアクト」の予約・販売を始めた。花嫁が両親への手紙を読む前のサプライズ演出として県外で話題を広げる中、沖縄で初めて商品化した。

 「劇団O.Z.E」を擁する県内芸能プロダクションのオリジンコーポレーション(那覇市)、イベントや舞台制作を手掛けるインフロント・プロダクション(南風原町)と共同で、台本制作や配役、演出を実施する。20日のブライダルフェアで「メモリーアクト」がお披露目され、これから披露宴を予定するカップルらの感動を誘っていた。

 模擬演出では新婦の幼少期、学生、社会人1年生の各時代を演じる3人の役者が次々に登場。両親を前に「お父さん、読み聞かせ下手っぴだったけど一生懸命読んでくれたよね」「お父さんお母さんが一生懸命働いて、私の好きなダンスも続けさせてくれて、お弁当も作ってくれた」など家族の思い出を振り返り、感謝の気持ちを伝えた。

 披露宴の2カ月前までに予約を受け付け、新郎新婦にヒアリングをしながらオリジナル脚本を制作する。料金は、新婦または新郎のみで16万2千円(税込み)、新郎新婦共には21万6千円(同)。