【北谷】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのオーストラリア沖墜落を受け北谷町議会(田場健儀議長)は22日の臨時会で、同型機の飛行中止と撤去、事故原因の究明と公開、普天間飛行場の即時閉鎖・撤去と県内移設の断念などを求める抗議決議と意見書を賛成多数で可決した。
抗議決議では、オスプレイが、2016年12月の名護市安部への墜落事故と同様に原因が究明されない中で飛行を再開した上、午後10時以後も連日訓練が行われたことに触れ「県民の命を軽視した蛮行」だと指摘した。その上で、政府は国民の安全・安心のために直ちに同型機の飛行中止と撤去、配備撤回を米国に求めるよう求めた。
決議の宛先は米大統領や米国防長官ら。意見書は首相や防衛相ら。【琉球新報電子版】