「脳みそ使えよ」小1児童に暴言 石垣市の女性教諭


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 【石垣】石垣市立の小学校の20代の女性教諭がことしの1学期、担任を受け持つ1年生の児童に「脳みそ使えよ」などと暴言を発し、保護者らが学校や市教育委員会に相談していたことが23日、分かった。学校側は事実を認めている。保護者らによると、登校を嫌がる児童も出ている。

 学校側や市教委によると、6月末に保護者から給食を完食できなかった児童が、教室の外で食器を持たされたまま食べさせられているとの相談を受け、学校側は教諭を指導した。一方、保護者らは7月下旬に児童らへの暴言があるのも学校に相談していた。

 その後、学校側は保護者がボイスレコーダーで録音した授業中の教諭の発言を確認した。授業中にトイレに行きたいと申し出た児童に「幼稚園生」、男子児童を注意する際に「あんた女じゃない?」、冗談を言った児童に「脳みそ使えよ」などの発言があった。

 同校の校長は「熱心な教諭で、無意識に出た発言だと思うが、児童に恐怖心を与えてしまった。迅速に対応しなかったことを反省している」とした。学校側は24日に保護者説明会を開く。保護者の一人は「教諭にも学校にも不信感しかない」と話した。