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翁長雄志知事は25日午前の定例会見で、基本設計の財源となる一括交付金の交付決定が遅れている大型MICE施設の建設計画について、8月中に国からの交付決定がなければ2020年9月の開業が間に合わなくなるとの認識を示した。開業時期の見直しを判断する時期について、「今月いっぱいが一つのめどになる」と述べた。
基本設計の着手が遅れることにより、MICE施設の開業時期を2020年度末(21年3月)まで先送りすることが県内部で検討されているが、翁長知事は「施設を造ることは沖縄担当の役職ある人たちも基本的に了解している。必ずしも半年(の遅れ)にはならないかもしれない」と強調した。
「国からすると、この規模で採算面はどうなのかという懸念から、なかなか本筋に入っていかない。アジアのダイナミズムを取り入れることに理解をしてもらえるよう、しっかり説明していきたい」と述べた。【琉球新報電子版】