琉球大学観光産業科学部と日本トランスオーシャン航空(JTA)は24日、人材育成事業で取り組んできた機内販売商品の企画を、那覇市のJTA本社で発表した。「若い世代は機内販売で商品を買わない」というJTAの課題解決のため、同大の学生5人が商品選定、販売手法、ネーミングを手掛けた。5人が売り込む天然貝の「ちゅらちゅらピアス」は機内やウェブサイトで9月1日から2カ月限定で販売される。
学生5人は機内販売企画、WEBチームに編成。機内販売企画チームは20代を念頭に、価格設定や輸送コストなどで候補を絞り込み、宮古島の「海工房」が作る天然貝のピアスに決定した。
WEBチームは商品紹介にツイッターやインスタグラムなどのSNSを利用することを検討。女性が好む「インスタ映え」を意識し、写真を大きめにするなど工夫を凝らした。
仲村渠裕斗さん(3年)は「女性の好みを形にするのが難しかった」と振り返り、大濱里穂さん(同)は「学びを形にしていく楽しさを学べた」と達成感をにじませた。二階堂美南さん(同)も「価値判断を消費者目線で考えられるようになった」と語った。
ちゅらちゅらピアスは2700円(税込み)。130個の販売を目標としている。
※注:大濱里穂さんの「濱」は、右側がウカンムリに「眉」の目が「貝」