【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で26日午前、辺野古崎西側の「N5護岸」予定地付近では仮設道路工事が行われた。積み上げた砕石を重機で掘り返し、黒いシートを敷く作業も確認された。「K1護岸」付近の浜辺では土嚢を積み上げる作業が行われた。
新基地に反対する市民は船3隻とカヌー16艇で抗議行動をした。フロートを越えたカヌーメンバーが海上保安官に一時、拘束された。
キャンプ・シュワブのゲート前では市民約120人が集まり、工事の資材搬入を止めようと抗議行動をした。午前中は工事車両による搬入作業はなかった。
ゲート前のテントには県選出国会議員も訪れ、オール沖縄会議による訪米行動や国会情勢の報告などをした。ヘリ基地反対協の安次富浩氏は今月12日に開かれた県民大会を受けた上京要請行動の報告をした。
テント前には大きなバナナ2房の差し入れがあり、市民らは「大きい」と言って写真を撮るなどして場が和んだ。【琉球新報電子版】