【中国時報】教師、生徒が移転拒否 宜蘭の小学校、分校での授業望む


社会
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 23日は宜蘭縣の小中高の始業日であるが、頭城小学校の外澳分校では同分校での授業を再開するかどうかを巡り激しい争いが展開された。この学校の校舎の築年数は半世紀を超え、老朽化している。専門家による検査では校舎の耐震基準を満たしておらず、倒壊の危険性が高い建築物と判断された。この判断が出されたのは、台湾師範大学の学生がこの夏に校舎を美しい絵で塗った後であった。

 県の教育処は校舎の改築申請をしているが、国の財政状況でその申請が通ったかどうかも分からないと述べた。県の教育処はこの分校の生徒が本校の学校に通うという案を提示した。

 しかし、一部の教師や生徒が本校は遠い上に、交通も不便であることを理由に、老朽化した校舎を希望しており、本校への移転を拒否している。