護佐丸クロニクルが完成 OTVで9月17日から


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護佐丸観光資源制作事業「護佐丸クロニクル」を告知する浜田京介中城村長(中央)ら=28日、中城村の吉の浦会館

 【中城】世界遺産・中城城跡の三の郭と北の郭を築くなど、「築城の天才」とも呼ばれる琉球王国時代の武将・護佐丸の生涯を紹介する「護佐丸クロニクル」の完成を受け、中城村(浜田京介村長)は28日、村安里の吉の浦会館で記者会見を開いた。テレビ番組やホームページ、冊子などを通して護佐丸を周知し、琉球史の関心の喚起や観光客の誘致を図る。

 護佐丸クロニクルは村の護佐丸観光資源制作事業を受託したファンファーレ・ジャパン(沖縄市)が制作した。多言語で対応している「護佐丸クロニクル」のホームページでは冊子と漫画、放送したテレビ番組を閲覧することができる。

 護佐丸の生涯をドキュメンタリー番組としてまとめた護佐丸クロニクル映像版は、9月17日午前8時55分から沖縄テレビで、5分番組(全20回)として放送される。ナレーターは中村一枝さんが務める。

 浜田村長は「護佐丸は郷土の英雄だ。世界遺産の中城城跡を残してくれた功績もある。ウチナーンチュとして、琉球史を発信していきたい」と語った。【琉球新報電子版】