3年ぶり、松川大綱引き 東2連勝、住民笑顔で楽しむ


社会
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真剣な表情で綱を引く大会参加者ら=20日、那覇市松川の松川公民館

 200年以上の伝統を誇る松川区大綱引き大会が20日、那覇市松川公民館前で開かれた。旧暦6月26日のウガミ(拝み)の日に合わせて開催される松川大綱引きだが、2015年は自治会長が決まらず大会自体が取りやめになった。翌年に自治会長が不在のまま、松川公民館館長を中心となり開催しようとしたが大雨のため中止になり、3年ぶりの綱引きとなった。

 蒸し暑い中、祭りの参加者約100人が東西に分かれ全長56メートルの綱を引き合った。2回綱を引き合い、東が2連勝を果たした。

 公民館館長の豊村良功さん(78)は「伝統ある綱引きをなくしたくないとの思いで準備を続けていた。大会を開催できてうれしい」と喜びを語った。

 参加した新垣衣真(えま)さん(10)=松川小5年=は「綱引き開始の爆竹の音が怖かったけど、綱引きはとても楽しかった」と語った。