交通遺児支援目的の写真展開幕 医師の作品ずらり 那覇市医師会


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テープカットする(左から)琉球新報社の糸数淳常務、那覇市医師会の山城千秋会長、平良柊菜さん=29日、那覇市久茂地の那覇市民ギャラリー

 交通遺児らの支援を目的とした那覇市医師会の第17回チャリティー写真展が29日、那覇市民ギャラリーで始まった。入場無料で、9月3日まで。

 市医師会の医師らが風景や人物を捉えた写真130点を展示。1点2千円で販売する。売り上げは県交通遺児育成会(理事長・富田詢一琉球新報社長)に全額寄付し、交通遺児や保護者が後遺障害がある児童らを支援する。

 開催に合わせた式典では市医師会の山城千秋会長(64)が「作品が完売し、このチャリティー事業が医師会としてずっと続けられるよう努力していきたい」とあいさつ。山城会長と琉球新報社の糸数淳常務、小禄南小5年の平良柊菜さん(10)がテープカットをした。

 父がバイク事故で後遺障害があるという平良さんは「将来は県外の大学に進学して、保健の先生になりたい」と話した。【琉球新報電子版】