工事用車両69台が資材搬入 沿岸部では仮設道路工事


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機動隊に強制排除される市民=29日午前8時54分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で29日、午前9時前ごろから砕石や砂など資材を積んだダンプ車や、クレーン車など合計69台が基地内に入った。約20人の市民が米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込み、抗議の意志を示したが、県警機動隊員らが強制排除した。

 市民らは「沖縄の未来を壊すな」と口々に訴え、ゲート内に入る車両に向かって「辺野古新基地NO」と書かれたプラカードを高く掲げた。

 シュワブ内の沿岸部では沖縄防衛局が仮設道路の工事を継続している。「N5護岸」建設予定地付近の仮設道路の工事現場では、クレーンが砕石の入った袋を並べている様子が確認された。市民らは抗議船3隻、カヌー9艇で抗議を続けている。【琉球新報電子版】