琉球新報社 
沖縄県那覇市にあるライブハウスＯｕｔｐｕｔとＧ―Ｓｈｅｌｔｅｒの共催イベント「ゴールデンサーキット２０１７」が１９、２０の両日、両会場で開かれた。二つのハコが推薦するアーティストをそれぞれ発信する目的で県内外総勢２２組が集結。ロック、ブルース、フォーク、ラップ、テクノなど、バラエティーに富んだジャンルの音楽がそれぞれのハコに流れファンを魅了した。
福岡県出身のバンド「Ｔｈｅ Ｆｏｌｋｅｅｓ」は、懐かしさのあるフォーク調のサウンドに心地よいロックを聴かせた。「リバプール」という歌では、ボーカル糸井重幸の高めの声とギターに乗せて、切ない歌詞がホールに響いた。
ヨシムラタカシは、ハットとスーツを身に着け、激しく体を動かし熱唱。代表曲「ぼろぼろになりたい」では、バックバンドによるトランペットやトロンボーンの音を響かせファンと一緒に力強く何回も「ぼろぼろになりたい」と歌い上げた。
“ネコ界”のアイドル「むぎ（猫）」は電子マリンバをたたきながら巧みなパフォーマンスを見せた。
全員が未成年のバンド「ヤングオオハラ」は、鋭い旋律の中で青春の香り満載の歌を披露。新曲「サマタイ」では、爽快感あふれたサウンドを鳴らし歌った。
２０１５年、東京から沖縄に拠点を移したバンド「Ｔｈｅ Ｈｙｐｅｓ」が登場すると会場は一気に盛り上がりを見せた。「Ｐａｐｉｃｏ」ではボーカル・ギターのＫｏｔａｒｏ ＴｓｕｚａｋｉとギターのＨｉｋａｒｕ Ｙｏｎａｍｉｎｅ、ベースのＦｕｊｉとドラムのＯＮＧＲ（おにぎり）が織りなす歌と独特のリズムが観客の心をつかんだ。
そのほか、ケンゴリアンズ、ｓｈｏｒｔ ｓｈｏｒｔ、空観日和、もかろん、ＨＥＬＬ型、Ｗｉｅｎｎｅｒｓ、ｃｌａｓｓｉｃｕｓ、クリトリック・リス、Ｗａ Ｒｕｂｂｅｒｓ、ニッポンＬｏ―ｆｉ、Ｖａｌｖｅ Ｆｉｃｔｉｏｎ、ＭＯＤＡ ＳＥＡ、ｐａｙｔｒｉ、ＲＹＵＫＹＵ ＩＤＯＬ、ＭＣウクダダとＭＣｉｋｎｏｗ、テンテンコ、ＣＨＡＩが出演した。
（金城実倫）
