大分緊急着陸のオスプレイ「計器に異常」 小野寺防衛相 安全確保を要望 


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米軍普天間飛行場に戻る垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=29日午後6時22分、宜野湾市(明真南斗撮影)

 【東京】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが29日夜、大分空港に緊急着陸した事故を巡り、小野寺五典防衛相は30日午前、記者団に対し「計器に異常があったので予防着陸で大分空港に着陸した」と米側から連絡があったと説明した。

 防衛省によると、大分空港に防衛省職員を派遣し現場の状況を確認している。米軍からは点検した上で普天間飛行場に戻ると連絡を受けたという。緊急着陸した機体は11日から岩国基地に駐機し、28日にも白煙を上げる様子が確認されていた。同省は米軍に対しこの機体のトラブルについて確認している。

 普天間所属のオスプレイは昨年12月に名護で墜落、今月5日に豪州で墜落するなど事故が相次ぎ、今年6月には2度緊急着陸するなどトラブルも相次いでいる。小野寺氏は「オスプレイの事故が続いているので、しっかりとした安全の確保をした上で飛行していただきたい」と指摘した。【琉球新報電子版】