沖縄防衛局長「飛行停止を求めることは厳しい」 公明党、オスプレイ大分緊急着陸に抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイの大分空港への緊急着陸に抗議する公明党県本の金城勉代表(右から2人目)=31日、沖縄防衛局

 【嘉手納】公明党県本の金城勉代表らは31日午前、嘉手納町の沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイが大分空港に緊急着陸したことに抗議した。公明党県本部は「米軍の安全管理体制に不信を抱かざるを得ず、怒り心頭である」とし、安全管理体制が確認されるまで配備されているオスプレイの飛行中止を求めた。

 中嶋局長は「容認するというわけではないが、飛行停止を求めるというのは非常に厳しいと言うことは言わざるを得ない」と述べた。大分空港にあるオスプレイの状況については「エンジン交換も必要ではないかという話もある。(修理に)どのくらいかかるかは分かっていない。しばらくは駐機すると言っている」と説明した。

 上原章幹事長は「前日エンジンから煙が上がっていたのがそのまま飛行しているというのは理解ができない。これは人災だとしか言えない」と批判した。【琉球新報電子版】