【糸満】糸満市地域雇用創造推進協議会は8月23日、「イチマンがイチバンプロジェクト公開セミナー」を市役所2階のふくらしゃ館で開いた。女性をターゲットに、糸満の泡盛を活用した「泡盛まんじゅう」「泡盛ショコラケーキ」などの新商品紹介や、新たな観光資源を発掘したモニターツアーについて報告した。糸満市内の飲食業や観光業などから約30人が参加した。同協議会では今後、具体的な商品化に向けて業者と交渉を進めていく。
糸満市地域雇用創造推進協議会は、2016年7月から厚生労働省の委託を受け、「イチマンがイチバンプロジェクト」に取り組んでいる。糸満の農水畜産物を活用した商品と体験型観光を開発し、地域の活性化と雇用拡大を目指す。
糸満の泡盛を使った新商品は、若者の泡盛離れや売り上げの減少に加え、シークヮーサーの果汁やパッションフルーツのピューレの在庫が多くあることなどから開発に着手した。泡盛が苦手な女性でも飲みやすく食べやすい味、手にしたくなるパッケージなどを工夫した。
同協議会食品班実践支援員リーダーの玉城梓さんは「泡盛が低カロリーであることを女性に知ってもらい、おしゃれでおいしい泡盛を提案したい」と説明した。
新商品の案として、「泡盛まんじゅう」「泡盛カステラ」などを紹介した。同協議会では、10月に行われる沖縄の産業まつりで試作を販売する予定だ。
また、ぬちまーすの高安正勝社長による講演も行われた。