安里、跳馬で世界体操代表 興南高卒、22年ぶりに沖縄関係者沸く


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  安里圭亮選手

 体操の世界選手権(10月・モントリオール)男子日本代表を決める試技会が2日、東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、安里圭亮選手(24)=沖縄県北中城村出身、宮里中-興南高-福岡大出、三重・相好体操クラブ=が跳馬種目の代表に選ばれた。沖縄県関係では、1995年の第31回世界選手権(福井県・鯖江)に出場した松永政行さん(大阪府出身、興南高出)以来、22年ぶりとなる。

 世界選手権出場を決め、安里選手は「代表に決まりほっとしている。(技の難度を示す)Dスコアは世界で戦えると思うので、あとはどれだけ美しく着地をまとめられるかだ」と話した。

 安里選手は福岡大4年の時に全日本学生選手権大会の種目別跳馬で準優勝した。2017年6月の全日本種目別選手権予選で出した15・025点が全日本選手権個人総合予選、NHK杯など各種選考会の中で最高得点だった。

 県関係の世界選手権代表は1979年・第20回大会の具志堅幸司さん(父親が名護市出身)、89年・第25回大会の松永さん、知念孝さん(うるま市出身)がいる。