コラソン今季初勝利 JHL トヨタ紡織九州に26―23


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは2日、佐賀県の神埼中央公園体育館でトヨタ紡織九州と試合を行い、26―23で競り勝ち、今シーズン初勝利を飾った。前半はこの日チーム最多得点の村山裕次を中心に得点を重ねるも、互いに点の取り合いになった。攻め込まれる場面も見られたがGK・内田武志が好セーブを連発し、11ー10で折り返した。後半になると、トヨタ紡織九州の速攻やコラソンのミスなどから次第に相手ペースになった。相手の連続得点で逆転され苦しい展開となった。しかしコラソンは24分過ぎに19―23からエース・石川出のシュートをきっかけに7連続得点で逆転し、逃げ切った。次戦は9日午後6時から豊見城市民体育館で北陸電力と戦う。

▽男子
琉球コラソン 1勝1敗
 26―23(11―10,15―13)
トヨタ紡織九州 1分け1敗

◇終盤7連続得点で逆転

 前半リードするも後半の連続失点からトヨタ紡織九州に逆転を許した琉球コラソン。しかし後半24分過ぎからの7連続得点で逆転に成功し、点差を広げ2戦目で今季初白星を挙げた。水野裕紀選手兼監督は「最後まで(勝敗が)どっちに転ぶか分からない試合で競り勝ったのは自信になった」と勝利を喜んだ。

 前半は互いに攻撃が機能し、シーソーゲームとなった。警戒していた金東〓を中心に攻撃を組み立てる相手に対し、GK内田武志が的確なポジショニングで再三のピンチにゴールを死守した。コラソンはこの日チーム最多得点の村山裕次を中心に得点。1点差を守り、前半を折り返した。

 後半も点の取り合いとなったが、トヨタ紡織九州の速攻やコラソンのミスなどで逆転を許す。さらに相手の松浦慶介の3連続得点で突き放されかけた。

 ここでタイムアウトを取り、攻めの形を確認。7人攻撃を仕掛けることでボールが動くようになった。24分過ぎに石川出の高さのあるシュートを皮切りにルーキー・仲程海渡、浅井悠、ポストの伊計勇太らの7連続得点で逆転した。

 今シーズン初勝利の勢いのまま、9日のホーム戦に挑む。水野選手兼監督は「ホームで勝たないとファミリアは盛り上がらない。この勢いのままホームでも勝つ」と意気込んだ。

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