ハワイ移民のルーツ探しブースを訪れたリンダ・ジュンコ・ニシメさん(右端)ら=2日、米ハワイホノルルのカピオラニ公園

 【ハワイ=呉俐君】ハワイ県系移民のルーツ調査や親戚捜しを手伝おうと、県立図書館とハワイ沖縄系図研究会共同プロジェクトは2日、ホノルルで開かれる「第35回沖縄フェスティバル」にブースを設けた。県立図書館の出展は初めてで、初日約75人が訪れた。ルーツ探しを通して、ハワイ県系移民と沖縄の絆の強化が期待される。

 県立図書館の伊波清秀班長によると、昨年開催された第6回世界のウチナーンチュ大会でルーツ探しのブースを設けたところ、ハワイ県系移民の利用が最も多かった。そのためハワイで県系移民が最も多く集まる沖縄フェスティバルに出展を決めたという。これまで同イベントにハワイ沖縄系図研究会共同プロジェクトがルーツ探しのサービスを提供してきたが、資料が足りなかったり、漢字が読めるスタッフが少なかったりするなど、親戚を捜せなかった人もいたという。

 伊波班長は「ハワイ県系移民は6世まで来ている。沖縄との絆が弱くなってきている。沖縄とのつながりを改めて感じてほしいため、県の事業として出展した」と説明する。

 一方、ハワイ沖縄系図研究会共同プロジェクトが持つ市町村史は日本語しかないため、作業に支障が出る。伊波班長は「今後英語版の市町村史も作らないといけない」と課題を語った。