空きP カーナビで確認 首里城公園 利便向上、渋滞緩和に期待


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
駐車場混雑状況を示すカーナビ画面(沖縄美ら島財団提供)

 沖縄総合事務局は、7月下旬から、首里城公園(国営沖縄記念公園首里城地区)の県営駐車場の混雑状況をカーナビから確認できるサービスを提供している。観光客の利便性向上とともに公園周辺の渋滞緩和が期待されている。

 総合事務局によると、2016年度の来園者は約273万人で、県外と外国からの観光客が9割を超え、レンタカー利用の割合が5割以上に達するという。最大で116台が駐車できる県営駐車場は慢性的に混雑し、駐車スペースを探しながら走行する車で渋滞が発生するなどしていた。

 カーナビで首里城公園を探すと、県営駐車所の混雑状況が自動的に表示される仕組み。駐車場が90%以上埋まっていれば「赤」、70~90%の混雑は「オレンジ」、70%以下は「青」の駐車場マークで表示される。VICS(道路交通情報通信システム)が、5~10分間隔で最新の混雑状況を更新する。パソコンやスマートフォンでも、首里城公園ホームページから混雑状況を確認できる。

 国営沖縄記念公園事務所首里出張所の上原康広所長は「事前に混雑状況を知ることで、来園時間を調整し、限られた観光時間を有意義に使ってほしい」と呼び掛けた。

首里城公園利用実態グラフ