オスプレイの嘉手納基地飛来中止を要望 嘉手納町議会が抗議決議


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「オスプレイの墜落事故に対する意見書」を可決した嘉手納町議会本会議=7日午前10時32分、町議会議場

 【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は7日午前、豪州沖でのオスプレイ墜落に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。原因究明までの間、オスプレイの飛行を一切中止すること、嘉手納基地への飛来や住宅地上空での飛行の中止などを求めている。

 7日から開会した9月定例会の本会議冒頭で採決した。

 決議と意見書は、墜落から2日後には県内で飛行を再開したことについて「県民の声を無視する県民軽視の米軍の姿勢に憤りを禁じ得ない」と批判している。

 抗議決議の宛先は駐日米大使、在日米軍司令官、在沖米四軍調整官ら。意見書は首相、外相、防衛相ら宛て。【琉球新報電子版】