メダリスト公開練習に熱視線 卓球男子が沖縄合宿、5年連続


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
ギャラリーの前で練習に汗を流す水谷隼=7日、沖縄県の宜野湾市立体育館(大城直也撮影)

 卓球の日本男子ナショナルチームが7日、沖縄合宿を開始し、宜野湾市立体育館で練習を公開した。昨年のリオデジャネイロ五輪男子シングルスで、個人日本初のメダリストとして銅メダルを獲得した水谷隼や5、6月に開催された世界卓球選手権ドイツ大会の混合ダブルスで優勝した吉村真晴ら7選手のプレーに、訪れた子どもたちやファンらが熱視線を送った。

 

2013年から5年連続5回目の沖縄合宿。倉嶋洋介監督は「毎年いい合宿をさせてもらっている。選手も気持ちをリフレッシュすることができている」と感謝し、「国内トップ選手の実際のプレーを見てもらい、沖縄の卓球の競技力が上がっていってほしい」と期待を込めた。

 公開練習には国体に出場する県勢3選手も参加した。前原由海(前原高3年)は吉田雅己とラリーなどの練習をし、倉嶋監督からアドバイスをもらった。前原は「フットワーク、パワー、回転力とどれもすごく、世界で戦うラリーを体験させてもらった。この経験を生かし、国体では一つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。

 公開練習は8日も午後6時から同体育館で行う。見学無料。9日は午前10時から習会を行い、県卓球協会の推薦選手が受講する。受講者以外も無料で見学可能。