伊良部島でゲストハウス「とぅんから」を営む漢那正太さんは5年連続、佐良浜漁港で30キロオーバーのロウニンアジを釣り上げた実績を持つ強者(つわもの)だ。
2日に同漁港で23キロを釣り上げ、3日も友人と2人で午後5時すぎから竿(さお)を出した。仕掛けは、竿がリョービ辺土2号、リールがペン9/0(ノーマルハンドル)。ラインはナイロン60号直結というシンプルなタックル。
マグロの頭を餌に岸壁から垂らしていると、午後6時にヒット。重量感はあるが、10メートルほど走った所で止まったので大きくないのかなと思いながらリールを巻き、足下まで寄せた。足下まで来て異変に気づいたのか、掛かった大物はものすごい力で80メートルほど走った。再びポンピングで寄せたが、足下まで寄せると再び80メートルほど走った。再び渾身(こんしん)の力で寄せてくると、海面に浮かんだのは50キロオーバーの超特大。友人と2人がかりで岸壁まで引き上げた。
これが県記録の55キロに迫る54・8キロの大物で、宮古島の磯釣り記録の1匹となった。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)