名護市長選向け団結 渡具知氏後援会が総決起大会


この記事を書いた人 志良堂 仁
拳を突き上げ、名護市政奪還に向けて渡具知武豊名護市議にエールを送る支持者=10日、名護市の許田公民館

 【名護】任期満了に伴う2018年2月4日投開票の名護市長選挙に立候補を予定している渡具知武豊市議(56)の後援会(宮里達也会長)は10日、渡具知氏の出身地の名護市許田区公民館で三共地区(喜瀬区、幸喜区、許田区)総決起大会を開いた。市政野党の市議10人や末松文信県議、市民ら200人超が参加し、市長選へ向け団結した。

 渡具知氏は「現在、名護には30億ほどの預金、基金がある。預金、基金の増加を喜ぶ行政ではいけない。(基金は)住民の福祉サービスに、環境整備に使うべきだ。健全な予算の執行が求められている」と話した。また名護市への定住化を進めるために「医療、福祉、教育など多様面の施策を進めなければならない」などと訴えた。
 宮里達也後援会長は「(現市政下で)福祉や医療の現場での課題が解決へ進まない。そういう閉塞(へいそく)感を打破しなければと強く感じている。皆さんの力強い応援が必要だ」などと訴え支援を呼び掛けた。【琉球新報電子版】

来年2月4日の名護市長選に向けて、意気込みを語る渡具知武豊名護市議=9月10日、名護市の許田公民館