漫湖の魚に会いに来て 「みんなで水族館」 生物30種超紹介


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水槽の中のミナミトビハゼを見つめる来場者=13日、豊見城市の漫湖水鳥・湿地センター

 【豊見城】豊見城市の漫湖水鳥・湿地センターは9日から24日まで、特別企画展「漫湖みんなで水族館」を開催している。25個の水槽で、漫湖に住むクロホシマンジュウダイやシマヒイラギなどの生物30種類以上が観察できる。入場無料。

 水槽の魚は、琉球大学や沖縄科学技術大学院大学(OIST)で魚を専門に研究している学生らが採集した。同センターの職員は「漫湖は一時期水質が悪く、ネガティブな印象を持っている人も多い。今、漫湖にこんなにたくさんの生物がいることを知ってほしい」と、多くの来場を呼び掛けている。

 23日には、琉球大学大学院生の國島大河さんを講師に招き、漫湖の魚類図鑑を作るワークショップが開かれる。対象は中学生~一般。定員は15人で、参加費は100円。

 魚の採取方法から魚の名前の調べ方、記録用の撮影方法を学びながら、魚類図鑑を作る。問い合わせ・申し込みは(電話)098(840)5121。