コラソン連勝止まる JHL 湧永製薬に17―25


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは16日、広島県の中区スポーツセンターで湧永製薬と対戦し、17―25で敗れ、連勝は2でストップし、通算2勝2敗となった。

 前半序盤は互いにに得点を取り合った。コラソンは石川出や福田丈らが中央から攻めるも、長身の選手をそろえる湧永製薬の横一線守備に苦戦し、得点を重ねられず、8―13で折り返す。後半に入り、速攻につなげやすい守備システムに変更し、7人攻撃を取り入れたコラソン。しかし、相手ゴールキーパーの好セーブが続き、得点できず、点差を離されてしまった。

 コラソンの次戦は23日午後1時から福井県の北陸電力福井体育館フレアでトヨタ自動車東日本と戦う。

湧永製薬 2勝1敗
 25―17(13―8,12―9)
琉球コラソン 2勝2敗

◇守備に阻まれ得点伸びず

 3連勝を狙った琉球コラソンだったが長身の選手をそろえる湧永製薬の前に17―25で敗れた。水野裕紀選手兼監督は「守り方に間違いはなかった。敗因はオフェンスだった」と冷静に振り返った。

 前半の序盤は互いに得点を取り合う展開。しかし10分すぎから順調に得点を重ねる湧永製薬に対し、コラソンの得点が伸びず、次第に点差が離れていった。石川出や福田丈を中心にパス回しから中央での攻撃を多用したが、横一線守備で7メートルラインをしっかり固める長身の相手選手にシュートを遮られた。

 後半、コラソンはディフェンスシステムを横一線から速攻につなげやすい3―3や3―2―1守備に変更した。7人攻撃も取り入れ、攻撃はシュートで終わるようになった。しかし、この日は相手ゴールキーパーが好セーブを重ね、コラソンは半数以上のシュートを止められ、流れを引き戻すことはできなかった。

 この試合を含め10月までアウェーの試合が続く。その中には大崎電気やトヨタ車体など上位チームとの戦いもある。水野選手兼監督は「アウェーで勝ち越してホームに戻りたい」と気持ちを切り替えた。