【中国時報】高校古文削減に反発 大論争の末、例年通り


社会
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 国家教育研究院が、高校の国文科(日本の国語に相当)における古文(日本の漢文に相当)の比率を45%から55%にするという案について、教科審議会の高校部会が30%以下に削減するという提案をした。削減案に対し、高校教科書での古文の割合や、古文で使われる題材について大論争が巻き起こった。これまでの古文は「論語」、「孟子」、「大学」、「中庸」の四書のみに限られていたので、五経や諸子百家も排除すべきではないという意見である。

 教育部(文科省に相当)は、委員47人で評決を行った結果、古文割合を例年通りの45~55%にするとし、四書以外のテキストは「詩経」と「老子」に限定することを決めた。