ナビィータ快勝 九州女子リーグ1部 デイゴスに4―0


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 サッカーの2017第20回九州女子リーグ1部は18日、沖縄県の西原町民陸上競技場で第9戦を行い、ヴィクサーレ沖縄FCナビィータが4―0で琉球デイゴスに快勝した。ここまで無敗のデイゴスはホームで初黒星を喫して通算成績を6勝2分け1敗とした。第9戦終了時点で6勝3分けの熊本ルネサンスに首位を明け渡して2位となった。ナビィータは5勝2分け2敗で4位。第10戦は11月11日、南風原町の黄金森公園陸上競技場でナビィータ―NW北九州、西原町民陸上競技場でデイゴス―柳ヶ浦高を行う。

ヴィクサーレ沖縄FCナビィータ
4―0(2―0,2―0)
琉球デイゴス

▽得点者 【ヴ】ジュリアナ・カルドソ、ジョバーニャ・カンポス、花城美紀、新城莉乃

◆ナビィータ堅守/4得点呼び込む

ヴィクサーレ沖縄FCナビィータ―琉球デイゴス 後半、上がったボールをヘディングで返すナビィータのMF・立津雅沙絵=18日、西原町民陸上競技場(花城太撮影)

 ヴィクサーレFC沖縄ナビィータが琉球デイゴスとの沖縄ダービーを4―0で制し、首位を走っていた無敗のデイゴスに初めて土を付けた。デイゴスの攻撃の起点となるMF3選手を中盤で徹底ブロックし、前線へのボール供給を阻止した。守備で貢献したMF立津雅沙絵は、先制弾を含む2ゴールを絶妙なアシストで演出。一丸の堅守が攻撃にも火を付けた。

 「(デイゴスの)中盤3人にプレーさせない」(與座周平監督)との作戦の軸になったのが中盤の立津、比嘉映美、國吉真梨子の3人だ。立津は「ここを抑えれば自分たちの攻撃につながる」と体を張ってプレー。FW津波古玲奈も裏を狙う相手をマッチアップで逃さず、チーム一丸でボールを奪った。「今日は守備がはまった」(ゲームキャプテン比嘉)と満足げだ。

 ナビィータは前半18分に立津のパスからDFジュリアナ・カルドソが頭で先制、25分にFWジョバーニャ・カンポスがPKで2点目を挙げた。後半7分は國吉のパスをFW花城美紀が決めて3点目。アディショナルタイムにMF新城莉乃が4点目でダメを押した。

 全国3部に当たる「プレナスチャレンジリーグ」入替戦も11月に控える。津波古は「しっかりチームづくりをし絶対に勝っていく」と飛躍へ力を込めた。
(石井恭子)