八重瀬町女性連合会の永山さん県知事賞 第50回婦人の主張中央大会


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 第50回「婦人の主張中央大会」(主催=沖縄県婦人連合会、琉球新報社、ラジオ沖縄、沖縄テレビ放送)が19日、沖縄市民会館中ホールで開かれた。最高賞の県知事賞には「苦難の坂を乗り越えて」をテーマに発表した永山敏子さん(64)=八重瀬町女性連合会=が選ばれた。

 県内6地区12人が出場した。婦人会活動や沖縄の文化、家庭問題への取り組みなどについて発表した。

 永山さんは33歳のときに夫を亡くした。昼はキビ倒しなど畑仕事で汗を流し、夜はスナックで働いて4人の子どもを育て上げた。永山さんの支えは21歳の頃に入った八重瀬町当銘の婦人会仲間だったという。

 「婦人会を通して地域と関わりができ、今では若いお母さんたちを応援できるまでに成長させてもらった」と感謝した。その上で、「支えがあれば人は強くなれる。これから女性パワーでひとつひとつ乗り超えていきたい」と結んだ。

 県教育長賞は田中泰子さん(沖縄市婦人連合会)、県婦人連合会会長賞は石垣牧子さん(石垣市婦人会)、琉球新報社長賞は崎山久枝さん(浦添市婦人連合会)、ラジオ沖縄社長賞は上原長子さん(那覇市婦人連合会)、沖縄テレビ放送社長賞は阿部綾乃さん(八重瀬町女性連合会)が受賞した。【琉球新報電子版】