辺野古差し止め訴訟で新たな訴え提起 県議会が開会 MICE費用減額の補正予算案も


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県議会9月定例会が開会し、上程議案について説明する翁長雄志知事=20日午前10時10分ごろ、県議会

 県議会9月定例会が20日午前、開会した。翁長雄志知事は、国際会議などの会場となる大型MICE施設の実施設計などで当初予算に計上した関連費用を減額、削除する補正予算案のほか、辺野古新基地建設を巡る岩礁破砕差し止め訴訟で新たに訴えを追加する議案も提案した。

 翁長知事は、差し止め訴訟の新たな訴えについて「公法上の義務の確認請求を認容する新たな判決がなされたことを踏まえ、普天間飛行場代替施設建設事業に係る岩礁破砕等行為の差し止め請求事件に係る請求を追加するため議決を求める」と提案理由を説明した。

 会期は10月16日までの27日間。代表質問は27、28の両日、一般質問は29日、10月2、3、4日の4日間の予定。

 20日の本会議の冒頭、6日に死去した平良一男元県議会議長へ黙とうした。【琉球新報電子版】