安富祖さん、エイジレス章 いきいき生活実践


社会
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区民とかりゆし音頭を踊る安富祖トミさん=15日、うるま市石川の美原公民館

 【うるま】年齢にとらわれず、自由でいきいきと生活する高齢者に贈られる内閣府の2017年度「エイジレス・ライフ実践者」にこのほど、沖縄県内から安富祖トミさん(91)=うるま市石川=が選ばれた。本年度、県内からは唯一の受章で、15日にうるま市の美原公民館で「エイジレス章」の伝達表彰式が行われ、島袋俊夫市長から賞状と記念の盾が手渡された。安富祖さんは「元気に過ごし、カジマヤーのお祝いをやりたい」と笑顔で話した。

 安富祖さんは美原自治会の体操教室やウオーキングに17年間欠かすことなく参加し、現在も中学校でのあいさつ運動や障がい者施設でのボランティア活動へ積極的に参加している点などが評価された。

 伝達表彰式ではゴーヤージュースのほか、安富祖さんのウオーキング仲間が朝から集まり準備したお膳が振る舞われた。式に参加した孫の春香さん(22)は「元気なだけでなく、進学や留学など折に触れて手紙をくれる優しい祖母。長生きしてほしい」と受章を祝った。