共生社会 目指し交流 障がい者も一緒に海遊び 豊見城でマリンスポーツ満喫


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マリンスポーツを楽しむ参加者ら=18日、豊見城市の豊崎海浜公園・豊崎美らSUNビーチ

 【豊見城】体験・交流・健康・挑戦をテーマに、スポーツを通じて障がい者や高齢者、子どもの交流と社会参画を促すイベント「琉球銀行グループプレゼンツ・海あしびなーSUNフェスタ2017」(同フェスタ実行委員会主催、琉球銀行特別協賛)が18日、沖縄県豊見城市の豊崎海浜公園・豊崎美らSUNビーチで開かれた。多くの家族連れらが訪れ、マリンスポーツや与那国馬の乗馬体験などを満喫した。

 障がい者と健常者が共に生きる共生社会の拠点づくりを目指した初の取り組み。豊見城市を障がい者スポーツの活動拠点にするための体制づくりも目的にしている。

 障がい者やその家族、高齢者らが多数訪れ、バナナボートやシーカヤックなどマリンスポーツ、車いすバスケット、与那国馬ふれあい体験などを楽しんだ。

 バナナボートに乗った比嘉美紀さん(30)は「最初は怖かったけど、実際に乗ってみると楽しかった。障がいがあると海に入る機会自体少ないが、今回のようなイベントがあるととてもありがたい」と笑顔を見せた。

 海あしびなーSUNフェスタ2017実行委員会の川平恵次郎委員長は「障がい者と健常者が理解し合えるイベントとして継続していきたい」と話した。

 開催費を支援したほか、ボランティアとして行員も参加した琉球銀行の城間泰総合企画部長は「共生社会を目指す新しい福祉イベントに共感した。今後も継続して支援していきたい」と述べた。