沖縄県産シークヮーサーの消費拡大などを目的に「シークヮーサーの日」が制定され、那覇市のサンエー那覇メインプレイスで22日、制定セレモニーが開かれた。
式典では主要産地である大宜味村の宮城功光村長が「沖縄のかんきつ果実を象徴するシークヮーサーで、全国民の美容と健康、長寿を祈念し、9月22日をシークヮーサーの日に宣言する」と力強く語った。
旬の時期を迎えることと、沖縄の方言でミカン類を「九年母(クニブ)」と呼ぶことから語呂合わせで9月22日に決まった。
シークヮーサーの果実には、脂肪の燃焼促進や血糖値の低下、抗炎症作用、肝機能改善の効果などが報告されている。来年度に向けて機能性表示の取得も進められている。
会場では即売会も行われた。帰省中に訪れた藤田はるひさん(28)=東京都在住=は「シークヮーサーが好きでゼリーを送ってもらうこともある。健康にも良さそうで、ますます飲みたくなる」と話し、完熟飲料やシャーベットゼリーを購入していた。
サンエー那覇メインプレイスの即売会は午後7時まで。【琉球新報電子版】